過去ログ

今月のフォト(12月)    蜂屋丸と布引高原大根

先日、岩手県千厩の近くに住んでいる友人を訪ねました.手土産に写真にある蜂屋柿の吊るしを持参.友人の話では、その地方では蜂屋丸というのだそうな.このネーミングがなかなか気に入りました.

 

今年は夏らしい天候に恵まれ、東北の果物は大豊作だったようですな.我が家の庭の身しらず柿も400個くらい、植えて6年くらいの蜂屋の木に20数個の実をむすびました.焼酎で渋を抜いたり軒先に吊るしたりして、子どもたちや縁者、また近所にも配り終えたのが11月上旬.そのあと、やはり蜂屋がもっとほしくなり、果樹園から300グラム超の大玉を200個余り買いました.途中、時雨もようの天候が続きましたが、濃度95%のウオッカやラム酒でこまめに滅菌・カビ対策をしてなんとか干しあがりました.

 

昨年の今月のフォトにも載せましたが、今年も会津のばあちゃんからいただいた高原大根(南会津、布引高原)も干して切干大根に(写真).海ものでは、メヒカリ、のど黒、キス、真だこなどなど、すこし寒風に充てるだけで絶品の一夜干し、二夜干しができます.かるく炙ったり、フライやてんぷらに、初しぼりの地酒でもあればもう堪りませんな.みなさん、海の幸、山の幸の干しもを作ってみませんか? 要るのは、寒風と陽ざしだけ、誂えて干して放っておけば、あとはお天とうさまが醸してくれます.では、お揃いで佳い年をお迎えください.また来年!

 

小春日の 陽ざしにおどる 蜂屋丸       

今月のフォト(Oct302015)      木 守 り の 柿

今年も柿の季節になりましたが、庭にある2本の柿の木もたくさんの実をつけました.ひとつは、樹齢10年足らずの会津身知不(みしらず)柿で、小玉も含めて約400個くらい、もうひとつが樹齢5,6年の蜂屋で、250グラム程度の大玉約30個です.これらを毎日少しづつ、干し柿用に吊るしたり、焼酎による脱渋をしました.子ども孫たち、親せきの方々に贈り、また近所にも配り終え今はひと段落です.それでも大量の干柿と樽柿が残っています.家族3人ですが、毎日少しずついただいています.

先日ある本を読んでいたとき、木守の柿(こもりのかき)という風習があることを知りました.これは、収穫時に1,2個の実を枝に残して、樹上でそのまま熟柿にすることをいうそうです.充分熟すと自然に甘柿に変わりますが、それを鳥や虫などに食べてもらい、来年の豊穣を願ったとか.柿の木を守る、ということですね.ここには自然からの恵みへ感謝の気持ちを忘れない生きざまがあります.すこし郊外にでもでると、農家や畦道の柿の木が目に入ります.晩秋の日本の風景のひとコマですが、わたしはそれが好きです.

収穫を終えて摘芯などの剪定を行った際に、甘くなった樽柿をひもでくくりつけました.木守の柿のまねごとですが、これが今月のフォトです.

今月のフォト(Sept142015)     秋、好日

 

 

久しぶりの秋の青空、コンパクトカメラをぶら下げて一番町に出かけました.

まず訪れたのは、学生のころよく飲みにきたいろは横町の路地の奥まった一角、そこで手作りのはしごを見つけました.とにかく、白黒モードでパシャり.丸太を組み合わせてつくったなんとも云えない代物ものです.地面と2階を70度くらいの角度でいちおう連結しているようで、持ち主にはそれなりに役立っているのでしょうな.手すりがない.昇り降りには両手両足をフル活用したカエル足以外では無理のようですが、それさえ我慢したら、階段の役目をちゃんと果たしている!

このあと路地をぬけて、とある鮨屋の暖簾をくぐりました.いまが旬のサンマやイワシ、まぐろやツブ貝などをにぎってもらい、生きのいいハゼのてんぷらをつまみながら、冷えたジョッキの生ビールをグイっといただきました.

この「昼下がりの贅沢」の〆は、定禅寺Stジャズフェスでのビッグバンドサウンド.プロ並みの演奏の迫力に圧倒され、女性デュエットのボサノバには酔いしれました。ほかにも、コンボ演奏あり、子どもから年配、アマからプロまでのバンド、またジャズ以外にも笙(しょう)のソロなどなど、大勢の市民でにぎわっていました.ついつい時のたつのも忘れ、体でリズムをとりながら聞き惚れました.

 

Toshiba Ride On Jazz Orchestra (仙台市民広場でのステージ, Sept 12 2015)
Toshiba Ride On Jazz Orchestra (仙台市民広場でのステージ, Sept 12 2015)

足が棒のように疲れはしましたが、食と音楽にめぐまれた秋、好日でした.ビールも音楽も生に勝るものはなし、久しぶりにリフレッシュできました.仙台もなかなかですな .... 感謝!からだも脳も快楽に酔いしれた一日でした。

 

秋の陽の ジャズの響きに リズムとる

今月のフォト(Aug092015)      糸瓜(へちま)

暦ではすでに秋、初候は「涼風至る」.

 

残暑お見舞い申し上げます.

 

昨日からだいぶ凌ぎやすくなりました.

それにしても暑かったですな.汗カキの小生にははなはだ堪えました.

 

写真は、庭の糸瓜(ヘチマ)です.この暑さのおかげで豊作.さっそく、家人から「化粧水」だの「たわし」だのつくれといわれております.さてさて.....

 

小さい頃、この季節よく食べたのが、直径10センチ、長さ20センチくらいの寸胴の黄色い瓜.「しっかり食べんさい」とよく祖母にいわれたものです.長い間「マッカウリ」と自己流に憶えていたのですが、正しくはマクワウリ、漢字で書くと「真桑瓜」「甜瓜」だそうな.舌に甘く、とはうまい漢字をあてたもんですな.いまどきにいえば、和風メロンでしょうね.

 

ちなみに瓜の仲間は、西瓜(スイカ)、胡瓜(キュウリ)、南瓜(カボチャ)、糸瓜(ヘチマ)、越瓜(シロウリ)... いまのトルコあたりの中東(西域)から遠路はるばる伝わってきたようです.むかし、むかし、7人のイブのひとりがアフリカを出立しました.数万年の歳月をかけ極東の島に定着した末裔がわたしたち日本人なのです、これはいまの遺伝人類学が到達した有力な説ですが、ウリの故事来歴とよく似ていますね.どちらも、親から子へと遺伝子をれんめんと受け継ぎ、移動を繰り返しあたらしい環境に適応しながら少しずつ変異・進化していったのでしょうか.生命の変遷という点では、ヒトもウリも大差ないということのようですな.

 

さてさて、ウリと縁の深い子規さんは、明治26年夏、東北への行脚(「はて知らずの記」)で、

 

 真桑瓜見かけてやすむ床几(しょうぎ)哉  子規

 我はまた山を出羽(いでは)の初真桑  子規

 

と詠んでいます.ちなみに、あとの句の前詞に「関山の茶屋に休んで」とあります.仙台にやく1週間くらい滞在したあと、作並温泉で一泊、関山の隧道をぬけて出羽の国へ、... 東根... 村山 ... 大石田 .... .この年東北は暑い夏だったようです.

 

今月のフォト(July032015)   なすとかぼちゃ

二十四節季で夏至、今日は半夏生ずにあたります.

左は庭の坊っちゃんかぼちゃ、右は泉州でとれた本場の水ナスで関西在住の知人が送ってくれました.こういった生の食材をいただくとそれを加工する楽しみがふえますね.さっそく、塩と昆布で浅漬けしました.みずみずしくやわらかいので1時間もあればじゅうぶん漬かります.切り口の周りがうっすらと緑色、皮は赤紫から青紫の淡いグラデーション.季節にマッチした旬のいっぴん、冷酒の肴として、またごはんの供としてもいただいております.ありがたきことかな.

 

ナスで想い出したひとコマ:高校時代クラス替えしたはじめての教室で、担任がひとりひとりの名前を点呼していた時でした.「次は、ナスくん」と大きな声でいったとき、教壇の目の前のかぶりつき席のナスくんは「はい」と元気よく応えました.教室内にはじわじわっと笑いが洩れはじめ、やがて爆笑のうずになりました.というのは、その先生の名前は「ウリ」だったからです.実に、ウリとナスが鉢合わせになっていたのです.ちなみに、ナスくんの苗字は「那須」、ウリ先生のは「瓜」、本物のウリだったのです.きわめてめずらしい姓ですね.「わしへの手紙はの~、町名や番地もなくてもちゃんと届くんじゃけ」と、すこし自慢げにおっしゃっていたことをいまでもよく憶えています.ちょうど半世紀前、東京オリンピック、東海道新幹線開通の頃の話です.

 

糠(ぬか)味噌に 瓜と茄子の契(ちぎり)かな  子規

 

ノボさん、糠漬けもうまそうですな

今月のフォト(June072015)     ♪ 夏 ~ は来ぬ ♪

はや六月、十二節気では芒種、そのうち今日(6月7日)は初候でいう「蟷螂(カマキリ)生ず」にあたります.カマキリが生まれるころということです.

むかし、カマキリの卵(きめの細かいシャボンの泡状)を飼っていたとき、ある日突然羽化しました.無数の幼虫が部屋の壁や畳を這っていた光景は忘れられません.

 

右の写真は、庭に咲いている卯の花です.白と赤紫を基調とした色とりどりの花を咲かせています.

 

・卯の花の におうかきねに 時鳥(ほととぎす)

 早も来鳴きて しのび音もらす 夏は来ぬ
・五月雨の そそぐ山田に 早乙女が 

 裳裾ぬらして 玉苗植うる 夏は来ぬ
・橘の かおる軒ばの 窓ちかく 

 蛍とびかい おこたり諌(いさ)むる 夏は来ぬ
・楝(おうち)散る 川辺の宿の 門遠く 

 水鶏(くいな)声して 夕月涼しき 夏は来ぬ
・五月闇 蛍とびかい 水鶏(くいな)鳴き 

 卯の花さきて 早苗植えわたす 夏は来ぬ

 

唱歌「夏は来ぬ」ユーチューブで聴く

作詞の佐々木信綱さんは、短歌(五七五七七)+ 夏は来ぬ(五)という形式で、田植えの季節の里山の原風景を歌っていますね.

今月のフォト(May102015)    蕗と山椒

季節はすでに夏、二十四節気でいう立夏です.今日から大相撲夏場所もはじまりました.庭に自生している蕗(ふき)と山椒(さんしょう)を撮りましたが、どちらも新緑が鮮やか、まぶしいくらいです.夕暮れときに、庭に水を打ち、湯あがりに冷えたビール、これまた格別ですね.陽が沈むころ、ついこの間までは東に昇りはじめていた月は今や中天にさしかかっています.時は移ろいながら、まさに一刻値千金、至福のときです.逝く春を惜み、そこに奥ゆかしく濃艶なエロティシズムを蕪村は重ねました.

 

   ゆくはるや 同車の君の さゝめごと  蕪村

   枕する 春の流れや みだれ髪       蕪村

 

今月のフォト (April012015)    春二題

4月になりました.例年になく早い春で、庭の沈丁花も2,3日前に満開、芳しい品位のある香りがいちめんに漂っています.右は、菜の花をかるく茹で、ワサビマヨネーズで和えたもの.初しぼりの冷酒といただきました.

 

今の時季、ある天文ショーが夕刻みられます.東に月がのぼり、西に日が沈むのです.蕪村は、どの辺りでしょうか、季節の菜の花を添えて、

  菜の花や 月は東に 日は西に

と詠んでいます.このあまりにも有名な句は、写実というよりは、きわめてシンプルな三つのオブジェを春という場で捉えた、一点の抽象画のようにわたしには感じられます.ボヤ~とした春の夕べのイメージは伝わり、わたしは蕪村の感性の世界に心地よくなります.

今月のフォト(Mar162025)  庭にもた~くさんの春が

気がついてみるともうすぐお彼岸、今日は春の陽気でポカポカ。庭にあちこちをパシャ、パシャしました。左から、ボケ、蜂屋柿、スノーフレイク、土ネギです。(写真をクリックすると拡大します)今冬は雪も少なめで、気温もまあまあ穏やかでしたね。庭の畑には、会津のおばあちゃんからいただいた高原大根がまだ4,5本埋まっています。昨日掘り出してオロシにして食べましたが、みずみずしさとからみが程良く、炙った岩魚の干しものと一緒にいただきました。

 

気がつけば 庵(いお)の庭にも 春きたる

今月のフォト(Feb112015)     建国の日 - 紀元節

国旗を飾りました。(写真は昨年2月の今月のフォトを再掲)
国旗を飾りました。(写真は昨年2月の今月のフォトを再掲)

今日は建国の日です。

昔は紀元節とよばれていました。日本書紀に記されている初代神武天皇の即位の日が、いまの暦でいうと2615年前の今日なのです。

例によって、反対集会の模様がニュースで流れていました。憲法を改正するな、戦争の悲惨さを忘れるな、などなど。的外れの主張のようですね。何に対して反対なのか、もっと直截に、天皇制の否定、皇室の否定を訴えるのならいちおう的を獲ていますが。

 

        安倍首相の祝辞は、ここ

 

梅まさに 綻びそむる 紀元節 子規

 

今月のフォト(Jan232015)        干しあがった大根 

先月登場した布引高原大根の干しあがった姿です。吊るす前の体積約300ccが15~20ccまで小さくなり、縮みあがったカラカラの切干です。

半日から一日かけて水で戻すと、大根のほんわり甘い出汁ができます。これで厚揚げと根野菜の煮物を作りましたが、旨さ格別、ふつうの煮物と一味違いました。会津のおばあちゃんの知恵 ー 干す前に熱湯に浸ける ー にただただ納得、感謝です。

 

(元旦に)雪踏める ただうれしさよ 元日の朝

今月のフォト (Dec252014) 干しあがった柿

 今月はじめ紹介した蜂屋柿の干しあがった姿です(前回の写真)。この間2度ほど冬将軍を迎えましたが、おおむね順調に行きました。1個の重さと体積は、干す前(干した後)で約300 (80) g、270 (40) ccでした。この変化のほとんどは水分の蒸発によるもので、大きさが約7分の1、比重(密度)が約2倍にまで凝縮しました。表面の白いものは、ブドウ糖などが表面に浸潤、結晶化したもので柿霜(しそう)と呼ばれています。

     

先日ちょっとした発見。まる1年間冷蔵庫に寝かせて   

いた去年ものを食したところ、表面は真っ白でまるで柿霜の厚化粧、しかし中はしっとり濡れて、極上の和菓子のようでした....


今月のフォト(Dec072014)     蜂屋柿と布引大根

冬将軍の到来、いよいよ寒さ本番です。先月末に蜂屋柿(120個余り、約40キロ、一個約300グラム、大きさはソフトボールくらい)を干しました。ところが翌日から雨模様の天気が続きしばらく屋内に退避、乾燥機をつけっぱなしに。一昨日やっとベランダに出し天日干しです。併せて、会津のおばあちゃんにいただいた布引山の高原大根(これも重量級、2尺超え)も吊るしました。残り数十本は庭の畑に袋詰めで埋めてあります。辛み、甘み、みずみずしさ、まさに絶品、春先まで堪能できます。

            寒風に 甘くなれなれ つるし柿 

今月のフォト(Nov102014)  モンドリアンのような

すでに立冬、七十二候では「山茶初めて開く」。すでに庭のサザンカは満開です。

写真は垣根沿いにある紅葉したドウダンつつじです。記録されたこの自然の一瞬の光が、オランダの美術館でみたモンドリアンの「赤」を想いださせてくれました。あれから30年ほどになりますが、いまだにその印象が脳裏に鮮やかです。

今月のフォト (Oct272014)     小さな秋

 庭で拾った小さな秋です。(写真をクリックすると大きくなります)

 

最近めずらしくなったアキアカネ、畑の支柱に停まっているところをパシャリ。

つぎはまだ成長過程にあるかぼちゃとその蔓、しなやかでつよいバネです。理にかなったムダのない機能美を誇っているようにもみえます。

収穫した平柿は渋いところと甘いところが混在しています。昨年もそうでしたが、夏から秋にかけての気温がすこし高かったせいだとおもわれます。このあとヘタのところに焼酎を振りかけ保存しました。1週間くらいで完熟甘柿にかわるでしょう。

 

今月のフォト(Sept082014) 中秋の名月

今日9月8日は24節季で白露、中秋の名月です。近所の空き地で咲いていたススキをシルエットに飾り、おだんごを家族でいただきました。(写真をクリックすると拡大に)

 

庭では秋の虫の声しきり、だいぶ秋めいてきました

 月に来よと たださりげなく 書き送る 子規    

 

今月のフォト(Aug052014) 小さな生き物の夏

夏真っ盛りとなりました。暑中お見舞い申し上げます。

 

上の4枚の写真は、左から毛虫、苔クモ、アシナガ蜂の幼虫と巣です。我が家の庭で撮った、夏の虫たちの営みのひとコマです。

 

昨日、家のものが蜂の巣を見つけました。家の勝手口近くの物置小屋の入口のひさしに釣鐘提灯のような巣がぶら下がっています。直径7-8センチで、10匹くらいのアシナガ蜂がもくもくと営巣しています。箒の先を巣に近づけると、親蜂が外敵の来襲にそなえるべく隊列を組みます。箒を動かすと瞬時に位相をそろえ隊列を組みなおします。家族を仲間を護ろうとする姿にある種の感動を覚えつつも、一気に箒でたたき落としました。一瞬、蜂たちはパニックになり雲散霧消しましたが、しばらくするともとの場所にもどり、その周りを飛び続けていました。やがて蜂はいなくなり、まるでなにごともなかったかのように静かです。

 

勝手口を開けて外にでて地面に落ちた巣を拾い上げてみるとなんとその中に数匹の幼虫がいました。蟻たちはそれを運び出しています。おそらくは数時間たてばすべての作業を終えて、ふたたびもとの静けさになることでしょう。

 

すこし罪なことをしました。どうか目立たないところでお互い生きていきたいものですね。また蕪村の句が浮かびます。

            

牡丹きって 気のおとろいし  夕べかな   蕪村

 

今月のフォト(June022014)

暦ではすでに初夏、この時期もっとも好きな花がこのシャクヤクとアヤメ類です。いいつくせない艶やかさと気品を感じます。先月庭先で撮ったものですが、ガクアジサイや藤のつぼみも大きくなりもう少しで開きそうです。そうすると梅雨にはいります。

      

      絶頂の 城たのもしき 若葉哉  蕪村

 

今月のフォト(Apr112014)

 

今が旬の沈丁花です。何とも言えないこの芳しさに初めて出会ったのは、学生のころ下宿していた家の庭でした。それ以来この香りとともに春の訪れを感じ、心が浮き立つような元気をもらっています。10年くらい前近くのホームセンターで買った2本の苗木のうち、ひとつがこのように大きく育ちましたが、もうひとつは残念なことに枯れました。

 

わたしたちはどのようにして匂いを感じることができるのでしょうか?学生時代、「匂いの科学」を研究している先生がおられましたが、沈丁花の香りがなぜかくも芳しいのか、脳はいかにしてそのように認知するのか、そのメカニズムはどれくらいのレベルまでかいめいされているのでしょうか?実に不可思議なことですね。

 

 

今月のフォト(Mar092014)

先月は,地元育ちのひとにも珍しい記録破りの雪がふりました.我が家の庭の残雪もかなり融け,そこから蕗の董やらミントが顔をのぞかせています.今日3月9日は二十四節季でいう啓蟄(けいちつ)ですが,虫が巣篭り(蟄)を啓くだけにあらず,このような野花もちゃんと芽吹いています.このミントはそのうちたくさん群生し我が家のティーになりますが,そのころにはさまざまな香草が芽吹いてきます.今から楽しみです.そのうちここにも登場してもらいます.

 

さて,今回のソチオリンピック,真央ちゃんと沙羅ちゃんは世界中の人に感動を与えましたね.日本人として誇りです.メダルより大事な何かを,しいていえば凛としたすがすがしさのようなものを残してくれたように感じました.若くまだおさなさののこる二人に大切なことを教えられました. パラリンピックが始まりました.応援しています.

今月のフォト(Feb112014)  春は名のみの~風の寒さよ

すでに立春から一週間.今日2月11日は建国の日,玄関に国旗を掲揚しました.快晴で空気清明,カメラを片手に「春」を探すには絶好のチャンスですが,あいにくの残雪で庭に踏み込めません.写真(2枚目)は玄関の庭のガクアジサイのつぼみです.まだカチカチです.「ハルハ ナ~ノミノ カゼ~ノサムサヨ.......」そのうち,仙台にも春一番が訪れることでしょう.楽しみでもあり,待ち遠しいですね.

 

(国旗について一言)百年以上も国旗が変わらなかったのは,先進国G8の中では英,仏,日の3カ国だけとのこと.このことは私たちの国が歴史と伝統を連綿と受け継いできた証でもあり,ご先祖さまを敬う深い精神性に根ざしているのではないでしょうか.

 

ところでこの云わば仏教と儒教を融合させた日本人独特の自然観は、生物の進化や遺伝に関する分子生物学や宇宙の成り立ちに関する宇宙論とうまく折り合っています。たとえば、いま私たちがあるのは、神や仏のおかげというよりは「ご先祖さま」のおかげと考えます。悠久のときを紡いでできた生命の連鎖上にご先祖様がいらっしゃり,その時間軸上の最前線で私たちは生きています.「iPSやSTAPなど万能細胞」に関する大発見が山中伸弥さんや小保方晴子さんの手にかかったのも,あるいは「自発的対称性の破れ」という宇宙の基本法則を南部陽一郎さんが発見したのも,日本人の自然観・宗教観と無縁ではないような気もしますが,続きはいずれまた.....

 

きょうの建国記念日にあたって安倍首相が祝辞を述べられています.

なんと歴代首相ではじめてとのこと.私たちの国もやっとふつうの国に戻りつつはじめたようですね.(詳しくはここ

 

 

今月のフォト(Jan072014) ホオズキ

新年を迎えました.今年もよろしくお願いいたします.

 

今月のフォトは,庭にそのままにしておいたホオズキです.枯れ木に連なった籠が提灯のようにぶら下がっています.自然の風化作用によって葉脈だけが残り,包摂していた朱赤の実が顔をのぞかせています.なんともいえない自然の造形美と機能美を感じさせてくれます.(写真をクリックすると拡大します.細かい網目模様がありますが,これらの文様は「フラクタル構造」という数学や物理ともつながっているのです.)

 

いっぽう,一番右の写真を見てください.秋に採取して部屋に飾っていたものは風化されず赤橙色の顎(がく)が実に艶やかな気品を誇っています,まるで中の大切なものがそとからが見えないように.

 

今月のフォト(Dec242013)

(先月のフォトの続き)

左2枚が吊るし始め,右2枚が2-3週間後の状態.写真を拡大(クリック)してみてください.実にい色合いに仕上がりました.表面の白いのものは,中から浸潤してきたブドウ糖などの結晶で,柿霜(しそう)ともいわれる生薬です.ご承知のように,私たち人間の脳はブドウ糖だけを活力源としています.これを食べると自然に脳が悦び,顔もほころび,幸せになります.

寒風舞う干し柿の季節になりました.我が家の平柿約120個,安く仕入れた上物の蜂屋柿(上の写真)150個ばかり吊るしました.夏の日照りで若干甘味を含んだ渋柿ですが,とにかく今年は柿が豊穣のようです.ありがたいことです.

蜂屋柿は1個約300グラムほどもありちょうど赤ん坊の頭くらいです.今から3週間から1カ月で乾しあがりますが,その間,体積にして約10分の1まで小さくなり甘味がギュッと凝縮されます.我が国が世界に誇れる食文化でしょう.

 

ちなみに,OED(Oxford English Dictionary)で調べたところ,すでに18世紀のイギリスの文献に「kaki」と表記されています.当時日本からオランダなどに帰化し,今では欧米人も食する果物となっています.英名はパーシモン(persimmon). 昔オランダに住んでいたとき,豆腐との和えものをカミさんがよく調理してくれましたが,我が家のパーティに招待した欧米人にも大変好評だったことを思い出します.

 

来月初めころ試食,冷凍保存,一部を親しい方に贈答するのが,今からのたのしみ.

本の推薦

渡部伸「障害のある子の家族が知っておきたい「親なきあと」」(主婦の友社)

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ある覚醒体験!

白取春彦さんのケアノート「突然苦しさ消えた ー 父の介護やるしかない」(読売新聞)(リンクはここ)「事実を認める、ありのまま受け入れる」、というある日突然の覚醒体験が記されています。

家族会員による文集「希望」はこちらから

岩手県安代の「希望の丘」への研修旅行はここ